[Looker]aliasパラメータを使ってフィールド名を変更した時のコンテンツのエラーを防いでみる #looker

[Looker]aliasパラメータを使ってフィールド名を変更した時のコンテンツのエラーを防いでみる #looker

Clock Icon2021.07.29

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さがらです。

Lookerでは「model・viewファイル」と「Look・Dashboard」は別々で定義されているため、viewファイル上でフィールド名を変更すると、Look・Dashboardで参照すべきフィールド名が一致せずエラーが発生してしまいます。

このフィールド名変更時のエラーを解消するには、基本的にはContent Validatorを使うしかありません。 (詳細はこちらのブログを)

しかし、Content Validatorを使用せずとも、フィールド名を変更したときにLook・Dashboardがエラーを起こさない方法として、aliasというパラメータを使用する方法もあります。

今回はこのaliasパラメータを試してみたので、その内容をまとめてみます。

aliasを試してみる

前提条件

statusというdimensionを定義していて、下図のようなLookを定義していたとします。

ここで、statusという名称からstatus_newという名称に変更してみます。 すると、元々作成していたLookはフィールド名を正しく参照できなくなり、エラーを起こすようになります。

aliasを使って解決する

ここで、aliasの出番です!

使い方はとても簡単、フィールド名を変更したフィールド内でalias: [元のフィールド名]と書くだけです!

これにより、status_newstatusという名称でも参照できるようになるため、作成したLookはエラーを起こさないようになります。

aliasを使う上での注意点

この説明を聞くと、「Content Validatorいらないじゃん!」と思う方もいるかもしれませんが、1つ注意しないといけないことがあります。

それは、当たり前かもしれませんがaliasで指定したフィールド名は、その名前を使って別のフィールドとしてExploreで使用することができないことです。

具体例を見てみたいと思います。

例えば、下図のようにaliasで指定したフィールド名を使って別のフィールドを定義していたとします。

この状態で、aliasで指定したフィールド名と同じであるstatusを選択すると…なんとstatus_newの方が選択されてしまいます。

このため、aliasで指定したフィールド名は他のフィールド名に使えないことに注意しましょう!

最後に

注意すべき点はありますが、Content Validatorよりお手軽に使えるので、「コンテンツに対して一時でもエラーを起こさずにフィールド名を変更したい」場合には使える機能ではないでしょうか。

フィールド名の修正の際は、Content Validatorと合わせて検討してみてください!

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